お子様が朝起きれなくなったら

  1. 朝気分が悪く食欲もない
  2. 頭痛がひどく起き上がれない
  3. 朝起こしてもらっているのに記憶にない
  4. 身体のだるさや疲労感がある
  5. 立ちくらみやめまいがある

 

お子様がこのような症状でお困りではないですか?

 

起立性調節障害は、自律神経の機能が失調している考えられています。

起立性調節障害によるめまいの原因は、体の成長に比べて循環器系や自律神経系などの身体機能の発育が未熟なために、急に起き上がったときに頭部への血液供給が間に合わない場合に起きます。

いわゆる脳貧血状態です。

血圧が低下している午前中、季節では気温が上昇して血圧低下が起きやすい春から夏にかけて起きやすい傾向にあります。

ご家族のサポート

  • まずは理解する

起立性調節障害を発症した場合、親としてはお子さんの状態に心を痛め、将来のことを思うと不安や心配になると思います。

しかし、一番しんどい思いをしているの は、お子さんご本人です。

周りからから「怠けている」や「夜更かしのし過ぎだ」と言われ、しんどさを理解されないとストレスをため込むことになり、本人がさらに苦しむことになります。

また、親の不安や心配な様子がお子さんに伝わると、 親に遠慮をして本音を話さなくなったり、自分を責めて症状を悪化させたりすることにつながります。

親としてはまず、お子さんのしんどさを理解し、寄り添っていく姿勢が大切です。

その上でお子さんの態度や状態がどんなに悪くても平常心で接し、お子さんの思いを否定せず、丁寧に聞くことが大切です。

そのことによって、自分のことを本気で理解しようとしてくれているという安心感をお子さんも感じることができるのではないでしょうか。

そして、お子さんに寄り添うと同時に、起立性調節障害の原因や症状を理解し、お子さんの状態に応じた対応を根気強く、また無理をせず続けることが大切です。

お子様の生活リズムが崩れていて、自力で整えることが困難な場合は、お子さんと相談しながら、起きる時間や寝る時間、お風呂の時間、食事の時刻をなるべく一定にするようにしましょう。

そして、水分と塩分を不足しないようしっかり摂る等、親が率先して生活のリズムを整えたり、栄養管理をしたりすることも大切です。

  • 認める・ほめる

起立性調節障害を発症し、日常生活に影響が出てくるようになると、つい子どものネガティブな行動に注目しがちです。

さらに、これまでに周囲の人から理解さ れぬまま注意を受け、お子さん自身が傷ついている可能性もあります。そのため、 親としては、一日の中でどんな些細なことでもお子さんの良さを見つけ、ほめる関わりが大切です。また、お子さんが失敗したと思っている行動の中にも、「積極的にチャレンジできた」等、前向きに捉えることによって本人が気付いていない良さに目が向くものもあるかもしれません。

お子さんの良い面や長所を伝え、「できた」や「できない」という価値観だけで捉えないようにすることを心がけてください。

  • 学校と連携する

起立性調節障害の子どもの多くは、登校したくてもしにくい状況に悩んでいま す。

そのため、親から学校にお子さんの状態を詳しく伝え、連携を求めることが大切です。

起立性調節障害の特性である、朝起きられず遅刻も多いが怠けているわけではないこと、朝は集中力が低いこと等を伝え、学校における対応を一緒に検討しましょう。

学校と連携してお子さんが抱えるストレスを軽減し、症状を軽くすることが大切になります。

最後に

 

起立性調節障害のお子様は、学校へ行かなければという、プレッシャーはつねに感じていることが多いです。

夜、眠れない理由のひとつには、不安感があり、学校へ行っていなくても、学校がある日は毎日、明日は学校かと考えてしまいます。

学校へ行かなければならないと思う気持ちが、自分のなかに降り積もり、学校へ行けない自分を責めてしまうこともあります。

 

 

ページの製作者

阿倍野カイロプラクティック