パニック障害と薬物療法

治療法

パニック障害は、不安や恐怖感をコントロールする脳の一部が過剰に活動することによって起こります。

また脳内の神経伝達物質のセロトニンが不足していることや、GABAの働きが弱まっていることも分かっています。

これらを補って脳内の物質のバランスを正常な状態に戻していくことが治療にはとても重要になります。

 

 

  • 薬物療法

パニック障害の薬物療法には主に2つの種類の薬を使用します。

選択的にセロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる種類の抗うつ薬はパニック障害にも効果が高く、脳内のセロトニンのバランスを改善するのに有効です。

また、抗不安薬(安定剤)はGABAの働きを高めることによって、不安や恐怖感に大きな効果があります。

特に抗不安薬は即効性があるため、頓服として常に持ち歩いていれば安心考えられます。

パニック障害の病態は噴きこぼれた鍋に例えることができます。

不安が高まって起こるパニック発作はお湯が噴きこぼれた状態で、すぐさし水をすればその場は収まります

さし水は即効性がある抗不安薬のようなものです。

しかし放っておくと鍋はまた噴きこぼれてしまいますので、どこかのタイミングでガスの火を弱くする必要があります。

火力を弱めるように不安の原因を押さえていくのがSSRIの果たす役割です。

 

  • 精神療法

わからないということだけで余計に不安が強まります。

まずは病院について十分に理解することが大切です。

そして、不安が高まった時の対応法をひとりひとりの症状に合わせて考えていきます。

パニック障害は脳の病気ですので、気合だけでは決して良くなりません。

苦手な状況にあえて立ち向かう方法は治療が進んで十分に不安が和らいだ状態でやるべきでしょう。

その際も、医師と十分に相談しながら少ない負担で短時間から始めるようにしましょう。

 

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