パニック障害の原因

パニック障害の原因とは

ある日いきなり、心臓がドキドキしたり、胸が締め付けられるように息苦しくなる。

めまいや胸の痛みが起こることもあり、このまま死ぬのではないのか…?そんな強い不安感に襲われた経験はありませんか?

最近、こうした発作を起こし、病院で「パニック障害」と診断される人が増えています。

かつては心臓神経症や不安神経症の一つとされていましたが、違う病気であることが判明し、日本でも病名が知られるようになったのが約20年ほど前からです。

そのため、パニック障害のことをつらい症状に一人で悩んでいる人が少なくありません。

そこでまず、パニック障害について知っておきましょう。

パニック障害は、ストレス性の不安症や神経症、あるいは心の病気とも違います。

最近の研究などから、パニック障害の原因は、脳内神経伝達物質のバランスの乱れであることがわかってきています。

特にセロトニンとノルアドレナリンが関係していると考えられています。

セロトニンは、他の脳内神経伝達物質の情報をコントロールし、精神状態を安定させる働きがあります。

またノルアドレナリンは、不安や恐怖感を引き起こし、血圧や心拍数を上げる働きをします。

脳内神経伝達物質の乱れと聞くと、特殊な病気と思われるかもしれませんが、100人に3人程度の比率で、誰にでも起こりうる病気です。

ただ、働き盛りの年齢の人が、ある日突然強い発作に襲われ、ショックを受けることが少なくありません。

心臓疾患を心配したり、再発の不安から外出できなくなるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。

そのため発作を経験したら、早めに病院を受診し、適切な治療と生活指導を受けることが大切です。

まとめ

パニック障害を経験すると、多くの人が強い不安感や死への恐怖感を持つようになります。

つらい症状ですが、ぜひ知っておきたいのは、パニック発作は命に関わるものではないということです。

また、適切な治療を受ければ治る病気であることも、知っておきましょう。

このようにお困りの方や、他の症状でもお困りでしたら、一度当院にお問い合わせの上ご相談ください。

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