ヘルペス性の肋間神経痛

ヘルペスとは?

一般的にヘルペスウイルスは、大きく2つの種類に分けられます。

 

①単純ヘルペスウイルス・・・口唇ヘルペスと性器ヘルペスが有名

⇒体の疲れなどにより、小さい水ぶくれを頻回に繰り返しやすいという特徴があります。

さらに、病変部分を直接触れることにより他の人にうつしてしまうことがあります。

 

②水痘・帯状疱疹ウイルス・・・水痘(水ぼうそう)と帯状疱疹

⇒水痘はウイルスが初めて感染した時に発症し、一生に1回経験するものです。

水痘は、空気感染しますので、診断された方は隔離が必要です。
⇒帯状疱疹は、強い痛みを伴う水ぶくれが、必ず体の半分(片側)にのみ認め、病変部を直接触らない限りはうつりません。

帯状疱疹から別の方に帯状疱疹としてうつることはなく、水痘としてうつることがあります。

肋間神経痛との関係

特定の肋間神経に生じる痛みであるため、その肋間神経が支配する筋肉や皮膚にのみ痛みが生じます。

痛みは非常に強いことが多く、広範囲ではなく、範囲が限られた痛みであることが特徴です。

そして肋間神経痛には、帯状疱疹ウイルスが原因となって起こる場合もあります。

小さいときにかかった水ぼうそうが治った後にもウイルスが神経細胞の中に潜んでいて、あるとき、また病気になってしまうのが帯状疱疹です。
ストレスや疲労により、身体の免疫力や抵抗力が低下したときに、潜んでいたウイルスが活発になることにより生じます。

神経細胞の軸索に沿ってひろがり皮膚粘膜に水疱を形成しますので、神経が傷ついて刺すような非常に強い痛みを引き起こします。

この痛みには自律神経である交感神経が関係しているといわれています。

また神経線維が傷ついて麻痺も起こりますから、水疱が治ってくる頃には普通では何ともないようなわずかな刺激に対してもぴりぴりとした異常な感覚を生ずることもあります。

日常生活での注意点

  • 痛み以外のことに注意を向ける

精神的な緊張があったり、不安があると身体が強張り、筋肉が緊張してしまいます。

まずは神経質になり過ぎず、心を落ち着かせるように心掛けてみましょう。

趣味に没頭したり、外に出てリフレッシュしたりして身体のストレスを和らげて、意識を痛みのこと以外に向くようにしましょう。

 

  • 入浴してよく身体を温め、冷えないようにする

身体が冷えていると、血液の流れが悪くなり、筋肉が縮んで硬くなった状態が続いてしまいます。

そうすると神経も同時に刺激されて神経痛が起こりやすくなってしまう場合が多いので、温めることは痛みを和らげるのに効果的です。

 

  • 長時間同じ姿勢でいないようにする

デスクワークや長時間のパソコン作業、スマホや読書などが長時間続くと、無意識に姿勢が崩れて、無理な体勢になっているケースが多くあります。

この悪い姿勢は、肩や背中の筋肉に大きなストレスや負担がかかっています。

 

①1時間に1回は休憩を取る

②空いた時間を利用してストレッチをする

③適度な運動習慣をつける(おすすめなのはウォーキングです)

 

最低限この3つのことを、意識して予防をしてあげる事も重要になります。

ページの製作者

阿倍野カイロプラクティック