不眠症の原因とは

一般的に睡眠の悩みについては、20~30歳代に始まり、年を取ればとるほど増え、高齢者では特に増加すると言われています。

今回は不眠の陥ってしまう原因についてお話していきます。

5人に1人が睡眠のお悩みを抱えている

「睡眠」は、人生のおよそ3分の1を占めるといわれています。

健康な日常生活を送るために、睡眠がいかに大切かを知っている方も多くいらっしゃいます。

それにも関わらず、「眠れない」と悩みを抱える人は増え続け、今や睡眠障害は国民病ともいわれるほどになっています。

全国の特定の病院で新患の方を対象に調査を行った結果、5人に1人が睡眠について何らかの悩みを抱えていることがわかりました。

そしてこれは、決して少なくない数字だと思います。

睡眠障害の中で、代表的なものと言えば「不眠症」です。

不眠といっても人によって症状は様々です。

不眠症のタイプを主に4つに分けると以下のようになります。

 

①寝つきが悪くなる「入眠障害」

②熟睡できなくなる「熟睡障害」

③途中で何度も目が覚める「中途覚醒」

④朝早く目が覚める「早朝覚醒」

 

私たち日本人に多いのは「入眠障害」で、約60%がこのタイプに当てはまります。

次に多いのが「中途覚醒」の約27%で、近年ではこのタイプが増えています。

 

日常生活の中で心がけが不眠症の対策に

もちろん、薬に頼り過ぎず日ごろから安眠に繋がる生活を心がけることも大切です。

普段の何気ない行動の中に睡眠のリズムを妨げる原因が隠れていることもあります。

これを機に、ご自身の生活習慣を見直してみるといいかもしれません。

 

良質な睡眠のためのポイント5つ

  • 朝起きたら太陽の光を浴びる

最近では、美肌ブームのために、極端に日光を恐れて生活する女性が多いといいます。

日光に当たるのをあまりにも避けてしまうと、「ビタミンD」が不足してしまいます。

その結果、ここ数年は、「ビタミンD欠乏症」の女性が増え、その影響本人だけでなく、生まれた子どもにあらわれているのです。

そして、日光を浴びることで作られるに「セロトニン」という物質があります。

これは脳内神経伝達物質ので、やる気や集中力を作る「ドーパミン」の仲間です。

セロトニンが分泌されることにより、精神を安定させ、幸福を感じやすくする効果があります。

 

 

  • 夕方以降は激しい運動を控える

寝る前に汗ばむような激しい運動をしてしまうとかえって寝つきが悪くなってしまいます。

せっかく身体が眠る準備に入ろうとしているのに、深部の体温が上がり逆に目が覚めてしまいます。

この状態で寝ようと思ってもなかなか寝付けません。

もしも日中に運動する時間が取れない場合でも、寝る3時間前までに運動をすませれば睡眠への影響は少なくなります。

 

  • 寝る前にカフェインを摂らない

コーヒー1杯に含まれるカフェイン量は100~120mgだと言われています。

そして、カフェインの1日の最大摂取量の目安は300~400mgとされています。

夜寝る前コーヒーやカフェインを含むお茶を飲むと脳が覚醒し、寝つきが悪くなります。

その結果、睡眠時間が短くなり、翌日の目覚めにも影響が出てしまいます。

 

  • テレビやスマホは寝る1時間前まで

身体への影響として、まず姿勢の悪化が起こります。

そして肩こり、ストレートネックなどが生じることで身体が緊張しやすくなります。

スマホを長時間の操作によって、手指の腱鞘炎による痛みを感じる人もいます。

長時間、スマホやテレビの画面を見ることブルーライトの影響を受けます。

その結果、目が疲れやすくなり、視力の低下などを引き起こします。

さらに、脳が疲労するため、記憶力と判断力の低下にもつながります。

 

  • 禁煙する

タバコに含まれる成分として、「ニコチン」があります。

 

まとめ

もう一つ、昼寝をする場合はどんなに長くても1時間以内にするのがいいでしょう。

日中の午後にうとうと15~20分という短時間ならば一時的に脳を休ませる効果もあっていいです。

しかし、1時間を超えると夜間の深睡眠に悪影響を与えてしまうのです。

最後に、理想的な睡眠時間をはというと、7時間前後が理想的だと思います。

長く寝るほど良いわけではなくて、睡眠のサイクルを守ることが大事なのです。

「眠りたいのに眠れない。」

そのつらさを避けたくて眠るために薬を服用される方もいらっしゃると思います。

ですが、不眠と縁を切るためには、眠れない原因を取り除き、自然に眠りにつけるコンディションを作ることも重要となります。

年齢を重ねながらも日々穏やかに眠り、いきいきと活動するために、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでいただきありがとうございました。

このように不眠症になっている方や、もしかしたら不眠症なのかもしれない。

とお困りでしたら、一度当院にお問い合わせの上ご相談ください。

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