睡眠関連で最も多い訴えは、日中の過度の眠気(EDS)と不眠症です。
- 不眠症とは
・寝つきが悪い
・途中で目が覚める
・朝早く目が覚める
・睡眠の質が悪い
・寝たりない感じがする
・スッキリした感じが得られない
これらの状態のことを言います。
- 日中の過度の眠気(EDS)とは
・日中に眠くなったりする
・眠り込んでしま足りする状態になる
寝つきが悪い、途中ですぐ目が覚める、朝早く目が覚めるという症状は年齢を問わずみられます。
成人のやく10%に長期的な(慢性の)不眠症があり、ときおり不眠症を経験する人は約30%~50%に上がります。
睡眠が妨げられると、時に日中の活動に支障をきたすことがあります。
不眠症または日中の過度の眠気がある患者は、仕事中に眠り込んでしまうことがあります。
不眠症には、いくつかのタイプがあります。
- 寝つきが悪い(入眠障害)
精神的にリラックスできず、考え事や悩み事があるときに、寝付けないことはよくあります。
一般的な就寝時刻とされている時間帯に、身体の寝る準備ができていない場合があります。
すなわち、体内時計が地球明暗サイクルと同期していないことが原因であり、これは、睡眠相後退症候群、交代勤務障害、時差ぼけなど、多くの概日リズム睡眠障害で見られます。
- 途中ですぐに目が覚めたり、朝早く目が覚めたりする(睡眠維持障害)
このタイプの不眠症がある人は、寝つきには問題ないのですが、数時間後には目が覚めていまい、そうすると今後はなかなか寝付けなくなります。
熟睡できずに浅い眠りを繰り返すこともあります。
睡眠維持障害は高齢者に多く、高齢者は若い人と比べて途中で目が覚めることが多くなります。
特定の物質(カフェイン、アルコール、ニコチン)を使用している人、特定の薬剤を使用している人、特定の睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害など)がある人によく見られます。
この種の不眠症は、年齢を問わず、うつ病の兆候であることがあります。
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