起立性調節障害 運動と食事

起立性調節障害の人に多くみられるのは、足や手などの末端部の血管の収縮力が弱く、血液の循環が悪くなりがちです。

これは、末端部の血液が、心臓にうまく戻らずにむくみの原因にもなります。

足の場合、血液の循環に大きな役割を果たしているのは、ふくらはぎの筋肉です。

この、ふくらはぎの筋肉を鍛えるには

①.ウォーキング

②.階段昇降

この2つが簡単にできて効果的です。

ウォーキングは、頭痛や肩こりのときには気分転換にもなります。

ただし、早歩きをすると動悸や息切れを起こしやすい人もいます。その場合には無理をせず、散歩のつもりでゆっくり歩きましょう。

なかなか時間がとれない人なら、自宅での階段昇降もいい方法です。

階段といっても、急な階段を上り下りするのは危険なので、玄関の段差など1段だけを利用します。

転倒しないように壁などに手を添えて、1段を上り、後ろ向きに下ります。

年齢にもよりますが、50~100回を目安にゆっくり取り組み、時々上るときの脚を左右入れ替えるようにしましょう。

この運動自体が血液循環をよくしますが、ふくらはぎに筋肉が付くことで自然に脚の血液循環が改善されます。

塩分の不足

体内でナトリウムが不足すると、細胞内や骨に蓄えられているナトリウムが血液やリンパ液、胃液などの消化液に放出され、塩分濃度を調節しようとします。

また、ナトリウムの排出を抑制するため、血液によって腎臓に運ばれたナトリウムは一度濾過され、その後尿細管で再吸収され、再び血液やリンパ液、胃液などの消化液に送られます。

ナトリウムが身体から不足すると、下記のことが起こります。

  • 食欲不振や脱力感

塩分摂取が不足してしまうと、体内の塩分濃度の関係から、血液やリンパ液、胃液などの消化液も少なくなります。

消化液が少なくなると当然消化できる食物量も少なくなるため、だんだんと食欲がなくなります。

食事量が減る→栄養摂取量も少なくなる=体の機能が衰え、体がだるくなり脱力感

このような症状が出てしまいます。

 

  • 脱水症状と筋肉のけいれん

スポーツ中や、汗を大量にかく仕事をしているときは、水分と一緒に塩分を多く摂るようにとよく言われたことはありませんか?

なぜなら、汗をかくと塩分も一緒に排出され体内の塩分濃度が低くなるので、それを補う必要があるのです。

汗を大量にかいたとき、水分はよく補給しますが、塩分補給が十分でないと、体内の塩分濃度がさらに低くなります。

低い塩分濃度に合わせるために、水分をたくさん排出しようするので体内の水分は更に不足してしまいます。

そして、脱水症状や熱中症などが起こります。

また、運動中は、発汗による水分排出への対応と運動による血流配分の変化から、腎臓の機能が抑制されると言われています。

そのため汗を大量にかいても塩分補給が少ないと、ナトリウムは排出される一方ですから、筋肉からもナトリウムが奪われ、体内の塩分濃度はさらに減少します。

この状態がひどくなると、筋肉の伸縮に必要なナトリウムが不足することから、伸縮信号に異常が生じ、意識外で勝手に筋肉が収縮するという症状が起こります。

これを、筋肉のけいれんといいます。

 

  • めまい・ふらつき

塩分摂取が不足すると、体内の塩分濃度を保つため汗や尿などからのナトリウムの排出を制限します。

同時に体内にあるナトリウム量にあわせて水分を調節するため、体内の水分も少ない状態に保ちます。

体内の水分量が減るということは血液量も少なくなるため、血液による脳への酸素供給が減少してめまいやふらつきが起こります

 

 

高血圧の場合には塩分が制限されますが、低血圧では反対に塩分をきちんと取ることも必要ですが、大量に取る必要はありません。

一般に低血圧の人は疲れやすいので、塩分と疲労回復に効果的なクエン酸が多くふくまれる「梅干」を、食事と一緒に取るのもいい方法です。

そして、水分を多めに摂取することも大切です。

水分を取ることは、血液量を増やすことにもつながります。1日1ℓ~2ℓを目安にしましょう。

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