「片頭痛」には遺伝的な要素があるといわれています。
なかでも前兆のある「片頭痛」は、母親が「片頭痛」である場合、子どもが「片頭痛」になる確率が5割以上にものぼるといわれています。
また、子どもの母親は軽症で自覚がなかったとしても、母方の祖母がひどい「片頭痛」持ちだったというケースもあります。
なお、ここでいう「前兆」は、頭痛が起きる前に
①目の前で光がチカチカする
②手や足の皮膚がチクチクする
③言葉をうまく発音できなくなる
といった症状をさし、
①何となく気分が落ち込む
②首や肩がこる
などの「予兆」とは区別しています。
また、遺伝以外の要因として、1つの家族が頭痛になりやすい生活環境で一緒に暮らしているという場合も考えられます。
シックハウス症候群(新居の建材や塗料に含まれる化学物質が原因で起こる頭痛)や、日頃から誘因となる食べ物を頻繁に食べている場合などがこれにあたります。
この場合には食事や生活習慣を変えることで改善できます。
遺伝だけでなく、生活習慣や環境が影響することが多いので、自分の誘因を知り、避ける工夫が大切です。
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